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チャリ部の近況や皆様にお伝えしたい情報を配信するコーナーです。
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【第2号】 特集!2009春合宿 2009/04/15
2009年2月23日〜3月5日にかけて沖縄にて行われた、自転車部ツーリング春合宿の模様をご紹介します。
記事は主に管理人の個人的な感想文で、ときどき投稿していただいた文章や写真を交えながら記述していきます。ツーリングマップル九州沖縄版を片手に読み進めていくと、旅の様子がさらに分かると思いますよ。なお、春合宿の感想文や珠玉の写真は継続募集中です。是非ふるってお送りください。メールはこちら
 もくじ:初日・二日目…このページ  三日目・四日目  五日目・六日目  七日目・八日目  九日目・十日目・解散日
    【番外編】ビフォアー・アフター日記

那覇市にて
 2月23日17時、那覇市西部に位置する波の上ビーチに集合した自転車部員たち。平日だというのにビーチでサッカーをして遊ぶ屈強そうな青年たちにビーチフラッグを挑まれたり、大声で歌をうたいながら散歩をしていた、近所でそば屋を営んでいる老人に絡まれたり、とにかく慣れないふれ合いで洗礼を受けた我々は、いよいよ春合宿をスタートしました。いつものように記念撮影を行い、この日の宿では会議が開けなさそうという考慮を踏まえ、早くも明日の班発表の後、この波の上ビーチにて第一回班会議を開催しました。二年生にとっては懐かしい、これが春合宿だ!と胸高鳴る気持ちを噛み締めながら、バイブルのツーリングマップルとガイドマップに目を通し、各々行きたいところなどを挙げて話し合いを行いました。先ほどの兄ちゃんたちは依然我々に絡んできて、ここのレストランは美味しいぞ!とか、ここに行ってもつまらん!とか、まぁとにかく詳しい情報を教えてくれて、その参考意見に沿う形で、各班ともルートを決定していきました。どうやらこの兄ちゃんたち、ドロップアウトしてこの沖縄までやって来てしまったらしい。地元は八王子市のめじろ台だとか。上裸の身体はこんがり焼け、優良健康児と言わんばかりの屈強っぶりなのは、毎日毎日ビーチで遊んでいるからなのでしょうか。沖縄という土地に漂う非日常的な雰囲気を、早くも体感した集合日でした。
 この日の宿は沖縄にはたくさんあるドミトリー形式のところ。夕食は炊きあがったご飯にセルフでひき肉、チーズ、レタス、トマトをトッピングして食べるタコライスでした。個人経営でキッチンもいたって普通の家庭用台所だったのですが、出て来た量はかなりガッツリ。米も10キロ炊いたとかで、もぐもぐ隊長を投入しても倒せないくらいの強敵でした。まさかの春合宿でのもぐもぐ。味的には申し分ないくらいベストな出来ではありましたが、我々はこの大胆なサービスに見事やられてしまいました。
トラベル情報
宿泊先:おさるのおやど
 一泊1500円〜、ドミトリー形式。


日目 那覇市→恩納村
 いよいよ班行動でツーリングをしていきます。この日の目的地は名護市の一歩手前、国頭郡恩納村です。直線距離にしておよそ50キロほどですが、早くも沖縄本島北部の中心地である名護市に大きく近づく形で、つまり北へとにかく前進しようという一日でした。
 目的地に到着するというのは大前提のお話ですが、自転車のツーリングの魅力は、やはり途中途中で観光をしながら、ある程度ゆったりとした旅を楽しめるところだと思います。逆に言えば、自転車ごとき乗り物では大した距離も進めないし、ましてや脇目もふらず走ってもしょうがないということです。沖縄の魅力を存分に味わうためには、50キロなどという最短経路で進んでくなんてケチなことはしません。当然より道をしていきます。
 まず最初に向かったのは沖縄観光のメジャースポットである首里城。北部へ続く国道から反れ、延々と坂を登っていった高台にありました。沖縄独特の石灰質の石で出来た白っぽい城壁、その城壁に囲まれるようにして続く道を抜けると、あの!朱色がまぶしい首里城正殿がありました!社会科の教科書でしか見たことのなかったものが目の前に現れると意外な感じがしますね。想像もしていなかったキツい坂の上にあり、さらにはしっかりと城壁に囲まれていて城内が複雑で、実はここはオープンな場所ではないということにも意外さを感じました。まぁ、この朱色の建物を見るのに800円もかかるということが一番意外でしたけど笑。ちなみにこの建物、内部が凄いんです!まず琉球王国を治めていた歴代の王様を描いた肖像画。映画のポスターサイズの縦長の紙の中央に、椅子に座っている王がでかでかと居て、その周りにはサイズの比率からして小人同然の側近が数人描かれていました。順を追ってどんどん違う王の肖像画が登場するのですが、なんとその側近たちは何代にもわたって同一人物なんです!顔もポーズもそのまんま一緒。なめてるとしか思えないこの展示に、全く歴史的価値がないなと思いました。一階から中二階のようなところに上がる階段には、よく駅などで目にする車いす用のリフトが備えられていたりと、かなり近代的な感じがして、最先端の現代建築を見に来てしまった感がありました。それもそのはずで、この首里城の建物自体は一度消失しており、過去の資料を元に復元して建てられてもので、世界遺産に指定されてはいるものの、どちらかと言うとその復元作業の技術力が光る建物だったんです。
 首里城に行ったという経験は経たものの、観光客で押し合いへし合いの雑然とした雰囲気や、その建物の意外さにあっけにとられた我々が次に向かうのは、部内でも思い出話として先輩方から語られる残波岬です。泡盛の銘柄にもなっている残波は上の地図にもある通り、名護方面へ向かう道からまたもや外れたところにあります。ひとまず沖縄本島を南北に貫く国道58号線を北上します。その国道沿いには、沖縄ではおなじみのアイスクリームであるブルーシールの直営店があり、ここでとりあえず小休止。春合宿ではとにかくよく食べる!食べることも旅の大きな魅力ではないでしょうか。そしてガッツリ本格的なアイスクリームをいただいたあとやって来たのは北谷町というところ。祐一君がオススメするアメリカンビレッジに立ち寄ろうという魂胆で国道から外れてみたのですが、まず目についたのが北谷公園にある野球場。大きな垂れ幕には「中日ドラゴンズキャンプ地」の文字が。なんという幸運!プロ野球のキャンプが実際に見られるなんて!チャリをほっぽり出して、勢いよく球場に乗り込みました。中に入ると見慣れないユニフォームの選手たちがシートノック中。そして一塁側のベンチにはそれを眺める青と白のユニフォームを着たナインが!ドラゴンズの選手たちですね。どうやらこれから練習試合が行われるようで、相手チームは韓国のプロ野球球団みたい。別にドラゴンズのファンではないのですが、プロの選手たちを目の前にすると、なんだかワクワクしてきますね。今日このときに来て良かったなぁと思いました。そして本題のアメリカンビレッジ。ここは米軍の基地の目の前ということで、ちょっとしたアメリカっぽい雰囲気作りのために造られたテーマパークだとか。観覧車、飲食店、ショッピングセンターなどが立地しており、遊ぼうと思えば一日潰せるかなぁという感じのところでした。もう時計は12時を回り、ここで昼飯にしようと決めたところ、なんと1300円で食べ放題というランチメニューのあるイタリアンレストランを発見。ここで食べようと即決し、グラタンやパエリア、自分でトッピングして焼いてもらうピッツァなどを心行くまで食べました。
 アメリカ西海岸ばりの陽気な天気、レストランのテラスから臨む沖縄の青い海、そしてイタリアン料理をしこたまいただくというへんてこな昼食のあと、いよいよ残波岬へと向かいます。とはいうものの、初めはここに寄ろうかどうか結論を曖昧にしており、私も寄らない場合もあるかなと思っていたので別に口には出さなかったのですが、幾度も登場する「残波岬は左」の青看板を全てスルーし、ひたすら58号線を名護方向へ直進し続ける一年生水野君は、恩納村に入ってしばらくした頃、普通に行っていたら残波岬から帰ってくる道の合流地点で、なぜだか訝しげな顔をして班走を止めたんです。「残波への道、通り過ぎちゃいましたかねぇ…」えっ!?行くつもりだったの!?と思わず私は彼を睨みつけました。ですがまだ時間も時間だし、このまま直進しても早く宿に着くだけだと結論づけた我々は、方角的には逆戻りになりますが、頑張って残波岬へ向かうことにしました。不本意ではありますが、すでに残波岬に行って来た他の班とすれ違い、どうしたんだろう?という視線を向けられましたが、これもまた旅!という開き直りと、自転車ってのはこういう時に難儀だよなぁという無力感の両方を背負い、激坂の果てにある岬の先端までなんとかたどり着きました。あまりにデカすぎるシーサーのお出迎え、荒々しい外洋の濃いブルーと真っ白な灯台とのコントラスト、すっきりとしたお天気、まぁ実際岬は岬なので特にそれ以上の感動はありませんが、今こうして記憶の断片をかき集めてみると、やっぱり心に残る場所だなと思います。行って正解でした。
 残波岬でしばらくたたずんだあと、58号線まで先ほど来た道を逆戻りし、今度は夕食をとるという目的を持って走りました。昨日ビーチで絡んできた兄ちゃんがオススメするレストランがちょっと行った先にあります。まだバイキングの残りがあるので全然お腹は減っていなかったのですが、むしろ余計にチャリを漕いだがために、早めの夕食も良いかなという気がしてきました。シーサイドというマップルにも載っているレストランなのですが、ここではちょっと変わったカレーが食べられると教えられました。昔のカレーなのに美味しい。そういう話でした。昔のカレーは美味しくなかったということも知りませんでしたが、実際出されたカレーは、やはり普通のカレーではなくて、色は黄色みがかっており、シチューとカレーを混ぜたような見た目でした。よく知らないんですけど、ボンカレーってこんな感じじゃなかったかなと頭を巡らせながらいざ食べてみると…なるほど、確かに美味しい。普通のカレーっぽい味では全然ないのですが、これはこれで美味しいカレーだと思いました。具材のシーフードもよく合っていたし、量よりも質の提供に力を入れている、ガチレストランでした。そして黄色のカレーを食べながら、いよいよ陽も暮れてきました。オーシャンビューのテーブルでオレンジ色の西日をじっくり眺めながら、俺って良い旅してるなぁなどと心の中で思っておりました。そもそも現実生活では夕日なんかじゃ魅かれませんし。けれど旅先でのこうした光景は、今でもありありと思い出すことができるのが不思議です。班走初日から沖縄にきっちり魅了され、平和な二日目が終わりました。
トラベル情報
首里城公園:首里城とその周辺施設、有料エリアは正殿など。大人800円。
ブルーシールアイスクリーム直営店舗:BigDip牧港店 国道58号線沿い、浦添市牧港。
洋食屋グラティナーレ:アメリカンビレッジ カーニバルパーク・ミハマ内、ランチは食べ放題1300円。
レストランシーサイド:アメリカンスタイルのドライブイン、旧道沿い、ビーフカレー800円、恩納村字仲泊。
宿泊先:ペンション研修館

 ちなみにこの日の宿はチャリ部の貸し切り。行事のとき度々登場するやりたい放題の一泊ってヤツです。開放感MAX!!大部屋にはカラオケなんかもあって、到着早々歌いまくってる部員もいました。バカみたいに酒を煽って狂ってる部員もいましたし、私にいたっては後輩と麻雀をしてしまいました。誰にも迷惑をかけることなく、好きなように交流が出来ることは、大きな魅力ですね。宿の貸し切り大賛成!!

三日目・四日目へ続く

首都大学東京体育会自転車部
 南大沢キャンパス サークル棟203